1.津幡町が誇る鳳凰殿「西之坊鳳凰殿」と万灯会が開催される「庭園」
石川県津幡町の西之坊鳳凰殿(にしのぼうほうおうでん)は、1998年に「倶利迦羅不動寺」の七堂伽藍(しちどうがらん)と十二ヶ寺の復興事業の一つとして建てられる。
平安時代の寝殿造り様式を取り入れた壮大な建築物であり、新幹線の見える丘公園がある旭山工業団地を通る県道215号線から見える石川県の鳳凰殿も神秘的である。
西之坊鳳凰殿には、主である三仏堂、不動堂、阿弥陀堂などのほか、阿弥陀堂では、四国八十八ヶ所お砂踏み霊場も。
三仏堂には、倶利迦羅不動尊と同体の本尊と不動尊の両童子「矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)」。
不動堂は、弘法大師に纏わる波切不動尊(なみきりふどうそん)、阿弥陀堂には、阿弥陀如来(あみだにょらい)、観音菩薩(かんのんぼさつ)などが祀られる。
また、観光シーズンである春の「西之坊鳳凰殿庭園」には、ツツジやボタンが咲き誇り、夏になると幻想的な空間の中「万灯会」(まんとうえ)が開催され、たくさんの観光客が訪れる。
2.道の駅「倶利伽羅源平の郷」は、津幡の花見スポット
津幡町の竹橋(たけのはし)にある道の駅「倶利伽羅源平の郷」(くりからげんぺいのさと)は、2000年(平成12)に歴史国道案内休憩施設として誕生した。
倶利伽羅源平の郷の敷地内には、倶利伽羅を中心に津幡町の歴史、特に倶利伽羅古戦場を中心とした倶利伽羅峠の戦いなどテーマに映像、パネルを展示。
中でも一番のインパクトは、倶利伽羅峠の戦いにて木曽義仲(きそよしなか)が採用したとされる戦術「火牛の計」のモニュメントである。
また、倶利伽羅神社に所蔵されている「源平倶利伽羅合戦図屏風」のレプリカの展示や熊の剥製も一見の価値あり。
展示されている剥製の巨大熊は、倶利伽羅峠の近く北横根(きたよこね)で捕獲されたものであるが、倶利伽羅観光するときは、くれぐれも熊、猪に注意が必要。
そして、一番のお勧めは、春の花見である。
津幡川に架る橋「不動橋」から見る桜は美しく、「倶利伽羅公園」「能瀬川公園桜まつり」とともに津幡の花見スポットの一つとして知られる。
花見シーズンには、駐車場も込み合うことから少々歩くことになるが、指定駐車場から西之坊鳳凰殿に歩いて登るのもよい。
西之坊鳳凰殿へ向かう途中の、満開の桜も美しく、鳳凰殿に到着するとさらに桜の花が待ち受ける。
最後は、倶利伽羅源平の郷より脇を流れる津幡川の桜を眺めながらのソフトクリームを楽しもう。
最近の花見シーズは、暖かいですから。
3.津幡町観光・ビジネスに便利な宿泊施設「道の駅・倶利伽羅塾」
倶利伽羅源平の郷に隣接する宿泊施設「倶利伽羅塾」(くりからじゅく)は、道の駅「倶利伽羅源平の郷」と共に、倶利伽羅「観光」に欠かせない施設である。
倶利伽羅源平の郷に隣接する倶梨伽羅塾には、宿泊施設のほか「源平の湯」、地元野菜の直売場が設置。
倶梨伽羅塾は、宿泊施設の少ない津幡町には、津幡町の観光・ビジネスにおいて貴重な施設の一つである。
以前は、団体がメインであったが近年は、最近新設されたシングルルーム(シャワールーム)、朝食、夕食も用意され大変便利である。
ビジネスは、やっぱり大浴場のほかにシャワーが欲しいものだ。
また、駐車場も広く津幡運動公園も徒歩5分以内でアクセス可能ということもあり、よく学生さんの合宿にも利用されている。
道の駅「倶利伽羅源平の郷」は、源平合戦において木曽義仲軍の別動隊「樋口兼光」(ひぐちかねみつ)の倶梨伽羅侵入口となった場所であり「樋口次郎兼光隊進軍の地」の案内板も設置されている。
是非、倶利伽羅峠と源平の戦いの歴史に触れてみてください。
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