長近が、兵を東へ進める。
次なる標的は、飛騨の梟雄「三木自綱」である。
三木氏は、自綱が隠居しており本城の松倉城は嫡男秀綱に譲り、自綱自身は、広瀬城に入っていた。
そして、支城である鍋山城を弟の李綱が守る。
三木氏は、梟雄であり、しぶとい。
松倉城も堅城であり、長近も迂闊に手を出せない。
「あそこに陣を置く」
「それと、自綱に降伏するよう伝えて参れ」
長近家臣の皆島、降将牛丸親綱が早速降伏の使者として向かった。
しかし、自綱は、頑なに拒否をする。
長近は、見渡しの非常に良い鮎崎城より松倉城の方を向きため息をつく。
〈情勢に疎い者め・・・〉
「総攻撃じゃ!!!」
金森軍は、まず自綱の篭る広瀬城を落とし、鍋山城もあえなく陥落。
そして、ついに本城松倉城の総攻撃に入った。
松倉城は流石に粘ったが金森勢の勇士「山蔵宗次」が三木家の豪傑「畑休高」を一騎討ちにて勝利した事で、三木勢の戦意が衰える。
そして、ついに松倉城が落城。
自綱は、京を目指し落ち延び、秀綱も討ち取られ、ここで三木氏は滅亡となる。

松倉城(岐阜県高山市西ノ一色町松倉山)

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