守るもの、隙あらば奪うもの。
また、それを呑み込む強大な勢力。
現在の福井県である越前と石川県である江沼、加賀は、まさにそうであった。
越前では、五代続いた朝倉家が強力支配し、江沼、加賀では「百姓の持ち足る国」、一向宗の勢力範囲となっていた。
これらが度々争い、特に永正三年(1564)、一向宗が越前乱入を行っている。(九頭竜川の戦い)
荒れた幕府「室町幕府」
もはやこの幕府に力はなく、戦国大名は各々新たな領土を求め隣国に侵攻した。
僅かな時が流れ、その動きも確実に変わり始める。
国は領土支配から、統一への時代へと動いていたのであった。
武田信玄、上杉謙信、北条氏康は中央より遠く離れ上洛も容易ではない。
天下統一を狙える存在。
やはり地理的にも有利な「織田信長」が有力視されていた。
そして、その信長が北陸では第三勢力となり、
ここ越前、江沼支配に動き出したのである。

吉崎御坊(嫁おどし肉づきの面拝観所)福井県あわら市吉崎

越前プロローグ② | 越前の名門、朝倉家


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