大物主大神と大国主神

大神神社の主祭神『大物主神』(おおものぬしのかみ)は、国津神『大国主神』(おおくにぬしのかみ)の国造りに助言を与えたとして古事記で登場する神である。
日本書紀では、大国主神の別名とする説など謎の多い神である。
偉大な大国主神が縋った神であるからして大物主大神として誕生したのでは?
ゆえに大物主神には別名が多い。
三輪明神と称され、日本書紀では、大国主神の別名や大己貴神の和魂(にきみたま)とも伝わる。
古事記では、神武天皇の岳父、綏靖天皇の外祖父など多々ある。

珍しい「ウワミズザクラ」が咲く「井上三輪神社」

津幡町浅田「井上三輪神社」

津幡町浅田の井上三輪神社(石川県河北郡津幡町浅田ヘ77)の祭神は、大物主命を祀る。
もと井上神社と称し、臼池神社を合併、分離しながら昭和二十八年に古称の『井上三輪神社』(いのうえみわじんじゃ)に改称した。
このことから、創立時は三輪神社系であったことが推察される。
境内には、全国的に巨樹として貴重な「タブノキ」のほか、県内で数本しかない高さ20メートルの「ウワミズザクラ」が生い茂る。
ウワミズザクラは、花が穂になって付く珍しいサクラとして知られる。
隣接する北中条には、三輪神社(津幡町)が存在するので混同しないように注意が必要である。


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です