百姓の持ちたる国。

金沢の戦国史にかかせないのは、加賀一向一揆で有名である本願寺門徒である。

前田利家が入城する前のこと約百年前、千四百年代後半のことである。

ここ加賀国は富樫政親が守護代として勢力範囲として治めていた。

その後、応仁の乱(1467)をきっかけに、弟幸千代との間で争いを繰り広げることになる。

その時、政親方につき勝利に導いたのが一向宗こと本願寺門徒である。

しかし、政親は本願寺門徒の勢力拡大を恐れ、弾圧に踏みきった。

怒った本願寺門徒は守護となった政親を倒し、ここに百姓の持ちたる国とも、真宗王国とも呼ばれる国が誕生することになる。

尾山城が存在した現在の金沢城


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