1.石上神宮とは?

(1)日本書記にも神宮として登場

音奈良県天理市に鎮座する石上神宮(いそのかみじんぐう)は、日本最古の神社の一つとして知られる。
伊勢神宮と同じく「神宮」となる石上神宮。
なぜ「神宮」なのか?
物部氏は古代ヤマト王権の軍事を担った有力豪族として、朝廷の武器や神宝を管理する役割を持ったと伝わる。
そして、その中心施設が石上神宮だったと考えられるが、日本書紀においても「神宮」と記されている。

(2)主祭神「布都御魂大神」

石上神宮の主祭神である布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)は、神剣「布都御魂(韴霊・ふつのみたま)」に宿る霊威を神格化した神である。
これは神武東征の際に武甕槌神(たけみかづちのかみ)が神武天皇に授けたとされる霊剣の霊威を神格化したものであり、古代の人々は、この剣に国を平定する強大な力が宿ると考えていた。
石上神宮には、この布都御魂大神のほか、十種神宝(とくさのかんだから)に関わる布留御魂大神、さらに須佐之男命の霊剣に由来する布都斯魂大神も祀られている。

(3)七支刀

七支刀は。石上神宮 に伝わる古代の鉄剣であり、左右に枝刃が伸びた特異な形状をもつ。
古代朝鮮半島の百済から倭王権へ贈られたと考えられるが、諸説ある。
百済が倭に献上、倭と百済の同盟関係の証など。
この七支刀を是非拝見したいと願う愛好家も多いが、本物は奈良国立博物館などで開催される特別展などごく限られている。
石上神宮においては、企画展などで復元したものを拝見する事が出来るが、それでお一見の価値あり

2.石上神宮と物部氏

2.1 石上神宮と物部氏との関係

古代ヤマト王権の軍事を担った物部氏(もののべうじ)は、垂仁天皇の時代に石上神宮へ納められた千口もの剣をはじめ、さまざまな神宝の管理を管理。
そして、その管理場所こそが石上神宮であり、古代国家の武器庫・宝物庫としての役割も果たしていたと考えられる。

2.2 物部氏の概略

饒速日命(にぎはやひのみこと)を祖にもち、藤原氏、秦氏などが台頭するまでは政権トップの座を不動とした古代豪族のパイオニアである。
神武天皇に帰順した宇摩志麻治命そして、蘇我氏との政戦で散った「物部守屋」までの記録は存在するが、以降の消息は、不明となっており謎の古代豪族として有名である。
あまりにも重要でかつ、謎めいた歴史を持つことから改めて研究し記事にしたい一人である。


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