秀吉が、小杉の小高い山より白鳥城に本陣を移す。
そこは、現在の太閤山と呼ばれるようになる。
そして、眺めの良い白鳥城より、ある方向を指差した。
「あれと、あれに出城がほしいとは想わぬか・・・」
「富山城方は目障りでしょうな・・・早速」
秀吉と言葉を交わした前田利家は、早速大峪城の突貫工事を始めた。
もともとここは、小城が築かれており、強化するのみであった。
あまりにも早い秀吉の行動に、成政は何もする事が出来なかった。
実際この二城は、さらに成政を追い詰る。
圧迫というよりは、むしろ脅迫である。
秀吉は、悠然と富山城方面を見つめた。
〈成政よ、もはや降伏しかあるまい〉

安田城(富山県富山市婦中町安田)

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